臨 斎宮集 – をる人も

作品

#079 臨 西本願寺本三十六人家集 斎宮女御集

作品:臨斎宮集

作品サイズ: 約23×20 cm
仕立て 表装
古筆: 西本願寺本三十六人家集 斎宮女御集
制作: 12世紀

どんなうた?

詩歌:
作者: 徽子女王
歌集: 斎宮女御集
制作: 10世紀

今回はオリジナル作品ではなく、古筆の臨書です。
お手本にしたのは、西本願寺本三十六人家集の斎宮女御集です。

院政で絶大な権力を握った白河法皇の60歳の誕生日祝いの献上品とされているだけあって、当代の能書家たちが各家集を担当しました。

#35でも触れましたが、私は斎宮女御集、伊勢集、友則集を書いた「第四筆」(人物の特定はされていません)の書が大好きです。
しかし、伊勢集と友則集の見開き1ページのカラー写しはあるものの、斎宮女御集のカラー版にはまだ出会えていません。本当はどんな色の紙に書かれているかわからないので、今回は友則集を参考にグレーの料紙に書いてみました。

是非カラー版を手に入れたい、できれば原本を拝みたいと切望しています。

ときに西本願寺本三十六人家集 第四筆つながりで、
友則集の臨書 が日本の書展で入選しました。6月に国立新美術館に展示していただけます。

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