#088 いさゝかを雨に濡れたる公園の夏の大路を赤き傘ゆく
| 作品サイズ: | 半紙サイズ 約35×24 cm |
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| 仕立て: | 額装 |
どんなうた?
| しいか: | いささかを あめにぬれたる こうえんの なつのおほぢを あかきかさゆく |
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| 詩歌: | いさゝかを雨に濡れたる公園の夏の大路を赤き傘ゆく |
| 詠者: | 若山牧水 |
| 歌集: | 独り歌へる |
| 制作: | 1908~1910年 |
| 出典: | 独り歌へる. 上の巻 p127 八少女会 |
ほんの少し雨に濡れた公園の、夏の大通りを赤い傘が行く、といったかんじでしょうか。
曇天のモノクロの風景の中、赤い傘だけが鮮やかな色を放っている画像が浮かぶような歌です。

