李白の詩 – 古來萬事東流水

作品

#123 古來萬事東流水別君去兮何時還

作品:古来万事

作品サイズ: 半切 約136×35 cm
仕立て 表装

何て書いてある?

読み下し: こらい ばんじとうりゅうのみず きみにわかれてさらば いずれのときかかえらん
漢詩: 古來萬事東流水別君去兮何時還
出典: 李白 「夢遊天姥吟留別」より

昔から万物は水のように東流するもの、ひとたび去れば戻ることはない、といったかんじでしょうか。

よしなしごと

虞世南(ぐせいなん) 書の孔子廟堂碑の倣書をしてみました。
李白は虞世南の1世紀ほど後に活躍した詩人です。虞世南は「初唐の三大家」の一人で、穏やかかつ整った楷書を残したことで有名です。その虞世南になったつもりで李白の漢詩を書く、つまり倣書です。恐れ多い話です。

漢詩と言えば、当教室の中学生たちは漢詩をもとにした漢字課題が出ると、返り点を付けるのが恒例です。みんなで和気あいあいと考えるのが楽しいんですね。硬筆課題で出てくる難しい漢字が定期試験に役に立つこともあるようです。

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