#126 山桜ちりてみ雪にまがひなばいづれか花と春に問はなん
作品サイズ: | 半紙 約33×24 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんなうた?
しいか: | やまざくら ちりてみゆきにまがひなば いづれかはなと はるにとはなん |
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詩歌: | 山桜ちりてみ雪にまがひなばいづれか花と春に問はなん |
詠者: | 伊勢 |
歌集: | 新古今和歌集 |
制作: | 921年 (京極御息所(褒子)歌合にて) |
出典: | 新日本古典文学大系 11 岩波書店 |
山桜が散って雪に交じってしまったら、どれが花なのかと春に問いただしましょう、といったかんじでしょうか。「春」は春の出来事を統括する管理者という擬人らしいです。
よしなしごと
桜の花びらが散って舞い落ちる様子をイメージしてみました。桜の絵が書かれた料紙に桜の歌を書くのはベタですが、桜に免じてご容赦ください。
河津桜など早咲きの品種が咲き出しました。いまにも開きそうな、大きく膨らんだ蕾を見るとそわそわしてしまいます。