亀友の句

作品

#140 笹の葉の露にも星の一夜かな

作品:笹の葉の

作品サイズ: 約16×12 cm
仕立て 軸装

どんなうた?

しいか: ささのはの つゆにもほしの いちやかな
詩歌: 笹の葉の露にも星の一夜哉
詠者: 亀友(きゆう)
制作: 1776年以前(続明烏刊行以前)
句集: 続明烏(ぞくあけがらす)
出典: 新日本古典文学大系 73 岩波書店

笹の葉にのった露と夜空の星をかけた、なんともロマンチックな句です。

よしなしごと

この俳句、現在の私たちからすると夏を詠んでいるように感じませんか?

でも秋の句なのです。季語は「露」=秋、三省堂 ことばのコラム – 三省堂WORD-WISE WEBには次のような説明が。

暑さがしだいにおさまって、徐々に冬へ向かうその間の 少しずつ変わっていく様子を表すものだからでしょうか

厳しい暑さが続いている今、待ち焦がれる季節です。

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