八一の句 – 君に似よ我に似よとて雛まつり

作品

#177 君に似よ我に似よとて雛まつり

作品:君に似よ

作品サイズ: はがきサイズ 約15×10 cm
仕立て 額装

どんな歌?

しいか: きみにによ われにによとて ひなまつり
詩歌: 君に似よ我に似よとて雛まつり
詠者: 会津八一
制作: 1956年以前(没年以前)

君に似てくれ、いや私に似てくれよと願うひな祭り、といったところでしょうか。

小さな女の子を囲んで、夫婦で喜び合っている様子がみえます。

よしなしごと

今日は桃の節句、春の訪れを祝い、女の子たちの健やかな成長を願う日です。

しかし、残念ながら、世界には恵まれない女の子たちがいる現実があります。

この句は日経新聞朝刊のコラム『春秋』で出会いました。痛ましい事件に巻き込まれた女の子に焦点を当てた内容で、この子はこの句のように慈しまれることがあったのだろうか、と締めくくっていました。

すべて女の子たちがこの句のように愛されながら成長できることを祈りつつ。

タイトルとURLをコピーしました