#006 雉子啼いて跡は鍬うつ光かな
作品サイズ: | 半紙大 約33×24 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんなうた?
詩歌: | きじないて あとはくはうつ ひかりかな |
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雉子啼いて跡は鍬うつ光かな | |
作者: | 松岡青蘿(せいら) |
制作: | 18世紀 |
先日、散歩の途中で、道路を小走りに横断する、オスのキジと遭遇しました。
春を感じるとともに、都市開発でどんどん削られてしまう雑木林で、懸命に生きているキジを応援したくなりました。
そんなときに、この句と出会いました。
この句は、まだキジが住みやすかったであろう、江戸時代に読まれました。
キジの鳴き声と、農夫が鍬うつ音だけが聞こえる、のどかな光景が目に浮かびます。
オスのキジはカラフルで、光沢のある羽がとても美しい鳥です。そのキジの光沢と、鍬に反射した陽の光をイメージした額装です。