白河院の歌 – 庭の面は

作品

#048 庭の面は月もらぬまでなりにけり 梢に夏のかげしげりつゝ

作品:にわのおもは

作品サイズ: 約30×21 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: にはのおもは つきもらぬまで なりにけり こずゑになつの かげしげりつつ
詩歌: 庭の面は月もらぬまでなりにけり 梢に夏のかげしげりつゝ
出典: 新 日本古典文学大系11 岩波書店
作者: 白河院
歌集: 新古今和歌集
制作: 1084年 (応徳元年4月19日 内裏御会にて)

出典p87によると “庭の面はもう月の光も漏らぬまでになったことだ。木末には夏の葉陰が深くなって。” とのこと。

院政をしいて強い権力を持っていたイメージのある白河法皇ですが、このような生命力が感じられるすがすがしい歌を詠まれる方だったのですね。

昨日の雨で植物たちの成長が著しいです。

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