#050 古に 恋ふらむ鳥は ほととぎす けだしや鳴きし 我が思へるごと
作品サイズ: | 約25×37 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんなうた?
しいか: | いにしへに こふらむとりは ほととぎす けだしやなきし あがおもへるごと |
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詩歌: | 古に 恋ふらむ鳥は ほととぎす けだしや鳴きし 我が思へるごと |
出典: | 新編 日本古典文学全集6 小学館 |
作者: | 額田王 (ぬかたのおおきみ) |
歌集: | 万葉集 |
制作: | 690年あるいは691年 |
出典 p92によると “亡き人を 慕うという鳥とは ほととぎすです おそらく鳴いたことでしょう 私がお慕いしているように” とのこと。
前書きに
“額田王の和(こた)へ奉る歌一種 倭京(わきょう)より進(たてまつ)り入る”
と、#49の弓削皇子の歌に額田王がこたえてうたった歌です。倭京とは飛鳥浄御原宮をさしています。
今回は50作品目です。記念に初めての試みをしたいと思いまして、#49と#50の相聞歌をつなげると鳥が鳴きわたりゆくように見えるようにつくってみました。