#057 夏山のみどりの繁りうららかに鳴くは松雀か谷遠にして
作品サイズ: | 半紙サイズ 約33×24 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんなうた?
しいか: | なつやまの みどりのしげり うららかに なくはまつめか たにとほにして |
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詩歌: | 夏山のみどりの繁りうららかに鳴くは松雀か谷遠にして |
詠者: | 伊藤佐千夫 |
制作: | 1907年(明治40年) |
出典: | 現代日本文学大系10 筑摩書房 |
出典262ページによると、2枚の絵を手に入れて、
“此日表具新になれる嬉しさ、独り壁に展じ見ての楽しみ云ひつくす詞もあらずけり。”
“眼新に心踊る”
という心持で詠まれた歌とのこと。多分こちらの歌は、“新緑、山寺をおほひて只塔の上ばかりぞ見ゆ” という景色の絵の方でしょう。
「松雀」は「まつめ」と読みます。どんな鳥なのか調べてみましたが、図鑑のようにはっきりとコレと示してくれるものはありませんでした。「松(まつ)雀(め)」とはなにか」というブログによる考察は興味深かったです。こちらではカワラヒワのことではないかとのことです。