読人しらずの歌 – わがせこが

作品

#061 わがせこが衣のすそを吹返し うらめづらしき秋のはつかぜ

作品:わがせこが

作品サイズ: 半紙サイズ 約33×24 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: わがせこが ころものすそを ふきかえし うらめづらしき あきのはつかぜ
詩歌: わがせこが衣のすそを吹返し うらめづらしき秋のはつかぜ
詠者: 読人しらず
歌集: 古今和歌集
制作: 10世紀以前
出典: 新 日本古典文学大系5 岩波書店

出典によると、“わたくしの夫の衣のすそを吹き返して、心(うら)めずらしく衣のすそ裏を見せる、すばらしい秋の初風よ” とのこと。「うら」は衣の「裏」と「心裏」を掛けていて、「めづらし」は心ひかれるという意。

朝晩のさわやかな風が、我が家の秋明菊の花を吹き返しています。

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