読人しらずの歌 – 梅が枝に

作品

#073 梅が枝にきゐるうぐひす春かけて鳴けどもいまだ雪はふりつゝ

作品:梅が枝に

作品サイズ: 半紙 約33×24 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: うめがえに きゐるうぐひす はるかけて なけどもいまだ ゆきはふりつつ
詩歌: 梅が枝にきゐるうぐひす春かけて鳴けどもいまだ雪はふりつゝ
詠者: 読人しらず
歌集: 古今和歌集
制作: 10世紀以前
出典: 新 日本古典文学大系5 岩波書店

“題しらず” の詞書に続く歌です。
“梅の枝に来て宿っている鶯は、春に心を寄せ、慕って鳴くけれども、なおまだ雪は繰り返し降っている。” と出典にあります。

立春を過ぎて昼間は暖かい日が増えてきました。梅の花のたよりも聞かれるようになってきて、鶯ももうすぐ来てくれるでしょう。

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