#074 霞立春の山辺はとをけれど吹きくる風は花の香ぞする
作品サイズ: | 半紙 約33×24 cm |
---|---|
仕立て: | 額装 |
どんなうた?
しいか: | かすみたつ はるのやまべは とほけれど ふきくるかぜは はなのかぞする |
---|---|
詩歌: | 霞立春の山辺はとをけれど吹きくる風は花の香ぞする |
詠者: | 在原元方 |
歌集: | 古今和歌集 |
制作: | 887-899年 |
出典: | 新 日本古典文学大系5 岩波書店 |
“寛平御時后宮歌合の歌(かんぴょうのおんとききさいのみやのうたあわせのうた)” の詞書に続く歌です。
“霞のたつ春の山辺は遠いけれど、吹いて来る風は、花の香りがする” と出典にあります。まんまですね。
タグの数を見ると冬の歌より春の歌の方が圧倒的に多く書いています。厳しい冬の先に来る春が待ち遠しいのは昔も今も変わらないですね。