西行の歌 – ほととぎす

作品

#084 ほとゝぎす花橘になりにけり梅にかをりしうぐひすの声

作品:ほととぎす

作品サイズ: 半紙 25×34 cm
仕立て 軸装

どんなうた?

しいか: ほととぎす はなたちばなに なりにけり うめにかをりし うぐひすのこえ
詩歌: ほとゝぎす花橘になりにけり梅にかをりしうぐひすの声
詠者: 西行
歌集: 西行法師家集
制作: 12世紀末
出典: 西行全歌集 岩波書店

時鳥(ほととぎす)が花橘で鳴く夏になったなあ、鶯の鳴き声が梅に香っていた春だったのに、ということでしょうか? どう解釈したらいいのか、よくわかりません。。
ちなみに、出典には上の句の説明として “時鳥(ほととぎす)が花橘に来て鳴く季節になったなあ。” とあるだけです。

まさか、ホトトギスがウグイスの巣に自分の卵を産み付けて、ウグイスにその子を育てさせる 「托卵(たくらん)」 のことを表しているのでは? と、妙な勘繰りをしてしまいました。

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