読人しらずの歌 – もみぢ葉の

作品

#099 もみぢ葉の散りてつもれるわが宿に誰を松虫ここら鳴くらむ

作品:もみじ葉の

作品サイズ: 半紙サイズ 約33×24 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: もみぢばの ちりてつもれる わがやどに だれをまつむし ここらなくらむ
詩歌: もみぢ葉の散りてつもれるわが宿に誰を松虫ここら鳴くらむ
詠者: 読人しらず
歌集: 古今和歌集
制作: 913年(同集成立)以前
出典: 新 日本古典文学大系5 岩波書店

誰も訪れる人がいない、もみじの葉が散り積もった我が家に、だれを待つと松虫がしきりに鳴いているのだろう、といったかんじでしょうか。「待つ」と「松虫」のマツをかけています。

暑い夏が終わって、夕方から夜にかけて虫の音が聞こえる季節が一番好きです。

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