#109 ある時は在りの遊びに語らはで恋しきものと別れてぞ知る
| 作品サイズ: | 半懐紙 約25×36 cm |
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| 仕立て: | 額装 |
どんなうた?
| しいか: | あるときは ありのすさびに かたらはで こひしきものと わかれてぞしる |
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| 詩歌: | ある時はありのすさびに語らはで恋しきものと別れてぞ知る |
| 詠者: | |
| 歌集: | 古今和歌六帖 |
| 制作: | 10世紀後半 |
| 出典: | 和歌文学大系 46(明治書院) |
2022年11月11日の読売新聞「編集手帳」、サクマ式ドロップスの廃業を嘆くコラムにて紹介された和歌です。“一緒にいるときは語らいもしないで、いとしい人だと別れてから知るのだ” との解釈が添えられていました。
在りの遊び(ありのすさび)とは、“物事に馴れて、そのありがたみを感じずにいること” の意味と出典に。
よしなしごと
「当たり前」のありがたさは何か悪いことが起きたときに思い知ります。何が大切なのかを問いかけながら過ごすようにしたいです。

