清少納言の一節 – 藤の花は

作品

#133 藤の花はしなひ長く色濃く咲きたるいとめでたし

作品:藤の花は

作品サイズ: 約15×15 cm
仕立て 軸装

どんなフレーズ?

よみ: ふぢのはなは しなひながくさきたる いとめでたし
節: 藤の花はしなひ長く、色濃く咲きたる、いとめでたし
著者: 清少納言(せいしょうなごん)
出典: 枕草子
制作: 1001年頃

藤の花は花房がしなやかに長く、色濃く咲いているのが、たいそう素晴らしい、といったかんじでしょうか。

よしなしごと

先日、世田谷の五島美術館に古筆に会いに出かけました。
現代に生まれて本当によかったと思います。昔なら、書いた方もしくは所有者の周りの人しか目にすることができなかった貴重な古筆を、一般庶民の私が間近で拝見することができるのですから。

それはさておき、あまりにも素晴らしい古筆たちに圧倒されてお腹一杯になったところでお庭に出ました。新緑がとてもきれいで鶯が良く響く声で鳴いていて、清涼感をいただきました。そこには藤棚があったのですが藤の花はもうなくて、1~2cmほどの実を付けていました。

今年は気候のせいか、花の盛りが駆け足で過ぎ去ってしまいます。まだ藤の花に間に合う地域があるといいのですが。

藤の花のはなしを藤色の紙に書く、ベタですが雰囲気ということで。

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