几菫の句 – 花火尽て

作品

#144 花火尽て美人は酒に身投げん

作品:花火尽きて

作品サイズ: 約15×15 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: はなびつきて びじんはさけに みなげん
詩歌: 花火尽て美人は酒に身投げん
詠者: 高井几菫(たかい きとう)
句集: 続明烏(ぞくあけがらす)
制作: 1776年以前(続明烏刊行以前)
出典: 新日本古典文学大系 73 岩波書店

出典によると、

「美人は酒に」 → 楊貴妃が朝酒を飲んで酔いつぶれ、朝の化粧が間に合わなかったという故事を踏むか

花火が終わった後の空白感、美人はそれをうめようと、酒に酔いしれたのだろう。

とのこと。艶っぽい句ですね。

よしなしごと

コロナ禍による規制が緩和され、数年ぶりの花火大会が各地で催されました。

花火を上げなければ花火師さんたちはやっていけません。花火師さんが職を追われてしまうと、素晴らしい花火はもう見られなくなってしまいます。

高校生の時に仕掛け花火を作ったほどの花火好きなので、花火大会が再開されたことがとてもうれしいです。花火師さんたちの活躍の場が復活した安堵と共に、大輪の花火を楽しみました。

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