比庵の歌 – 川原の草

作品

#171 川原の草ことごとく

作品:川原の草

作品サイズ: 半切 約136×35 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: かはらのくさ ことごとく もみぢして みづそうそうと ほそくながるる
詩歌: 川原の草ことごとく紅葉して水淙々と細く流るる
詠者: 清水比庵
※著作権者様の許諾をいただき作品化しました
歌集:
制作: 1975年以前(没年以前)
出典:

川原の草はことごとく赤や黄金色に色づき、水はそうそうと細く流れる、ということでしょう。デジタル大辞泉によると「そうそう」とは “水が音を立ててよどみなく流れるさま” とのこと。

よしなしごと

この歌は面白いです。

「ことごと」や「そうそう」、「るる」と、繰り返しが3か所も出てきます。また短歌は本来、 五・七・五・七・七 のリズムであるはずが、六・五・五・七・七 となっています。いわゆる “字余り・字足らず” です。

このリズムの面白さをどう書にしていくか、、課題です。

タイトルとURLをコピーしました