#216 山なれど籠に養ふ鳥のごと羽まろくして立つ椿かな
作品サイズ: | 半切サイズ 約35×136 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんな歌?
しいか: | やまなれど かごにやしなふ とりのごと はねまろくして たつつばきかな |
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詩歌: | 山なれど籠に養ふ鳥のごと羽まろくして立つ椿かな |
詠者: | 与謝野晶子 |
制作: | 19~20世紀 |
山の中だというのに、籠で養っている鳥の羽のごとく柔らかに丸いフォルムで立つ椿だな
といったところでしょうか。山の中にあって異質な存在感を放つ白椿を、大事に飼われている鳥籠の中の小鳥の羽に見立てたのでしょう。
よしなしごと
前半はあまり複雑な字を使わずシンプルにし、後半はそれとは対照的にブッシュを思わせる密度を加えました。