#215 2024年も残りわずか。今年も年賀状づくりの季節です!
作品サイズ: | はがきサイズ 約15×10 cm |
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仕立て: | 額装 |
年の瀬が近づくと、書作家にとって恒例の「年賀状づくり」が始まります。今年は少し趣向を変えて、水彩画を取り入れてみました。
あわせて、はがきサイズの書作品もつくりました。いくつか描いて書いてみた作品の中から、特にお気に入りのものをご紹介します。
1. 明るい方へ 明るい方へ
金子みすゞさんの童謡からの一節です。冬の暗い空に光が差すこの絵の風景に似合う文句を探していたところ、ぴったりの詩に出会いました。
やはりみすゞさんの言葉は、シンプルでありながら深い力を持っていますね。この作品には、どんな状況でも光を求めて前進する力強さと希望を込めました。
2. Bad excuses are worse than none.
トーマス・フラーの名言、「下手な言い訳は、黙っているより悪い」です。唇のような模様が偶然描けたので、それに合うフレーズを探してこの言葉を添えました。
17世紀の神学者である彼の言葉ですが、現代の私たちにも刺さるものがありますね。人間の本質は400年経っても変わらないものだと改めて感じます。
3. 今年のきみ〇 ワクワク
こちらは習字教室の生徒さん向けに作成した年賀状です。
「〇」の部分には、「は」「が」「も」「に」など、助詞を自由に書き入れてもらう仕掛けを楽しんでもらおうと考えました。私自身は「生徒さんの成長を思うとワクワク」という気持ちで、「に」を入れてみました。皆さんの自由な発想が楽しみです!