葛長庚の詩 – 護国寺秋吟

作品

#235 星似螢千點 雲如鶴一雙 孤吟寒不寐 落葉打空窗

作品サイズ:半切サイズ 約135×36 cm
仕立て軸装

どんな歌?

詩歌:星似螢千點
雲如鶴一雙
孤吟寒不寐
落葉打空窗
詠者:葛長庚
歌集: 宋金元明四代勅撰詩巻六十三
制作:12~13世紀
出典:https://www.shidianguji.com/ens/book/SK3301/chapter/1kfy68neegwsp
星は無数の蛍のように輝き、雲はつがいの鶴のように流れゆく。私は寒さに眠れず一人詩を吟ず。落ち葉が窓に当たる中で。

といったところでしょうか。寂寞とした情趣を深く湛えています。

よしなしごと

葛長庚の詩を半切に揮毫しました。

董其昌の字をもとに構成しつつも、どの字形を選び、どのように変化を響き合わせるか―、暗中模索状態でした。

出品したこの作品は意外にも競書誌で評価をいただきました。大きな励ましをいただいたように感じています。

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