臨 関戸本古今集

作品

#259 見わたせば

作品サイズ:約21×32 cm
仕立て額装

関戸本古今集とは?

関戸本古今和歌集(せきどぼんこきんわかしゅう)は、平安時代中期の能書家・藤原行成(ふじわらのゆきなり)の筆と伝えられる古筆(古写本)です。

主な特徴(定説)

筆者藤原行成(伝)… 筆者の特定には至っていない
成立11世紀初後半 … 行成よりも時代は下ると考えられる
内容勅撰和歌集である『古今和歌集』の部分写本
所蔵徳川美術館(愛知)、五島美術館(東京)、東京国立博物館など
文化財指定重要文化財等

書道史上の意義

関戸本古今和歌集は「三跡」の一人とされる藤原行成の書風を伝えるものとして、平安朝仮名書の典範と評価されています。特に細太に富んだ線と円転自在な用筆法、墨色の変化の多様さは、後世の仮名書の発展に大きな影響を与えました。

本作品について

今回の臨書では、関戸本古今和歌集1の複製本をもとに、見開き1ページ分を書きました。

料紙には濃緑の染紙を使用しています。

関戸本は、平安時代中期の仮名書風を学ぶ上で重要な古筆資料の一つとされています。
臨書では文字の形だけでなく、連綿、行間構成、運筆速度、筆圧の変化、余白の取り方、紙面全体の構成など、観察すべき要素が多くあります。

今回の制作でも、原本の特徴を確認しながら、味わいながら書き進めました。
今後も古典資料から得られる知見を作品制作に活かしていきたいと思います。

これまでの関戸本臨書作品


  1. 原色かな手本 19  二玄社
    平安朝かな名蹟選集 第二巻 書藝文化新社
    ↩︎

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