#263 いさり火の昔のひかりほのみえて蘆屋のさとにとぶ蛍かな

| 作品サイズ: | 半切サイズ 約136×35 cm |
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| 仕立て: | 額装 |
どんな歌?
| しいか: | いさりびの むかしのひかり ほのみえて あしやのさとに とぶほたるかな |
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| 詩歌: | いさり火の昔のひかりほのみえて蘆屋のさとにとぶ蛍かな |
| 詠者: | 藤原良経 |
| 歌集: | 新古今和歌集 255 |
| 制作: | 1205年以前 (同集成立以前) |
| 出典: | 新 日本古典文学大系11 岩波書店 |
“百首哥たてまつりし時” の詞書に続く歌です。
漁火のあの頃のにぎやかだった光がほのかに思い出されるように、蘆屋の里に飛ぶ蛍たちよ。
といったところでしょうか。
昔の光をたどる
実はこの歌には、『伊勢物語』を踏まえた本歌取りがあります。
かつて芦屋の地で、在原業平をモデルとした物語の主人公が見た海人の漁火。その光景を踏まえ藤原良経は、今飛ぶ蛍の光に「昔の漁火の面影」を重ねました。
「あの昔の光が、今もほのかに蘇ったのだろうか。そう思わせるほど、芦屋の里を飛ぶ蛍は美しい」
過去と現在、現実と記憶が重なり合う、まさに『新古今和歌集』らしい幽玄な一首です。
作品仕様・額装について
- 素材:手漉き紙に、墨書
・・・ 筆致と余白が、リビングやエントランスに静かな品格と心地よい調和をもたらします。 - 額装:作品ごとに最適な仕立てを施し、高品質なアクリル額にて額装いたします。
・・・ 空間との調和を大切に、一点ごとに設えます。書の美しさが暮らしに自然に溶け込み、日々の景色を整えます。

