敏行の歌 – 白露の

作品

#023 白露の色はひとつをいかにして秋の木のはをちゞに染む覧

作品:しらつゆの

作品サイズ: 半紙34×25 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: しらつゆの いろはひとつを いかにして あきのこのはを ちぢにそむらむ
詩歌: 白露の色はひとつをいかにして秋の木のはをちゞに染む覧
詠者: 藤原敏行
歌集: 古今和歌集
制作: 893年以前
出典: 新 日本古典文学大系5 岩波書店

白露は1色なのに、どのようにして秋の木の葉をさまざまな色に染めるのだろう、なんて、面白い発想です。古今和歌集の歌なので言葉遊びした裏の意味もあるようですが、そういう巧みさがなくても、表の意味だけで十分クールです。

今回は秋の七草のひとつ、なでしこの図柄の紙に書いてみました。
なでしこの花や図柄は素敵なのですが、実をいうと、園芸植物(ダイアンサス)は少し苦手です。この時季、園芸店ではたくさんのなでしこの花苗を目にするのですが、きれいに維持することが難しくてどうも触手が伸びません。

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