蕪村の句 – 萍のさそひ合せておどり哉

作品

#101 萍のさそひ合せておどり哉

作品:浮き草の

作品サイズ: うちわ 約18×12 cm
仕立て 額装

どんなうた?

しいか: うきくさの さそひあはせて おどりかな
詩歌: 萍のさそひ合せておどり哉
詠者: 与謝蕪村
歌集: 蕪村句集
制作: 1768年
出典: 蕪村句集(現代語訳付き) 玉城司 訳注 角川文庫

出典によると
“浮き草があちこち誘い合わせて踊り興じていることよ。” との意味。“根が地につかないで水に浮いている” 萍(うきくさ)を “浮かれた若者に擬えた” とういうことです。
水面に小さな葉が寄せ集まって風でゆれる様を踊りと感じた蕪村さんの感性たるや。
ちなみに「おどり」が秋の季語なのだそうです。

よしなしごと

いろいろな種類の紙を入手したので、試しに使ってみました。色の出方がそれぞれで面白いです。特に「おどりかな」で使ったオレンジ色のもみ紙の発色は心地よく抜群でした。

うき草のイメージでうちわ型にしました。

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