#121 梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林にうぐひす鳴くも
| 作品サイズ: | 半紙 約33×24 cm |
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| 仕立て: | 額装 |
どんなうた?
| しいか: | うめのはな ちらまくをしみ わがそのの たけのはやしに うぐひすなくも |
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| 詩歌: | 梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林にうぐひす鳴くも |
| 詠者: | 小監阿氏奥嶋 (しょうけんあじのおきしま) |
| 歌集: | 万葉集 |
| 制作: | 730年(天平2年正月13日、大伴旅人邸の宴にての歌作) |
| 出典: | 新 日本古典文学大系1 岩波書店 |
梅の花が散るのを惜しんで我が家の庭の竹林では鶯が鳴いている、といったところでしょうか。
よしなしごと
奈良市の富雄丸山古墳から、盾形銅鏡と蛇行剣が見つかったとのニュースがありました。銅鏡といえば円型なのに今回出土したのは例のない盾形、しかも銅鏡も蛇行剣もともに東アジア最大というから驚きです。
同古墳の推定年代は4世紀後半、中国の文献資料がないため「謎の4世紀」といわれる日本の古代史に大きな物的証拠が得られた、ロマンあふれる発見でした。
ということで、古代つながりで万葉集から1首お題を頂戴しました。

