蕪村の句 – 春雨や

作品

#131 春雨やいざよふ月の海半

作品:春雨や

作品サイズ: 約11×11 cm
仕立て 軸装

どんなうた?

しいか: はるさめや いざよふつきの うみなから
詩歌: 春雨やいざよふ月の海半
詠者: 与謝蕪村
歌集: 蕪村句集
制作: 1784年以前(没年以前)

春雨だなあ。たゆたう月が海の中ほどに、といったかんじでしょうか。月が海面をぷかぷか浮いているような情景が目に浮かびます。

※海半(うみなから)は「うみなかば」と書かれている文献もあります。

よしなしごと

3月の桜が咲いたころに春雨が続いたおかげか、今年はバラやマーガレットなどの初夏の花が豊作です。春雨は恵みの雨ですね。

今年の春の歌はこれで書き納めです。

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