#069 しらつゆも時雨もいたくもる山は下ばのこらず色づきにけり
作品サイズ: | 半切 約136×35 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんなうた?
しいか: | しらつゆも しぐれもいたく もるやまは したばのこらず いろづきにけり |
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詩歌: | しらつゆも時雨もいたくもる山は下ばのこらず色づきにけり |
詠者: | 紀貫之 |
歌集: | 古今和歌集 |
制作: | 9世紀以前 |
出典: | 新 日本古典文学大系5 岩波書店 |
“ 守山(もるやま)のほとりにて、よめる” の詞書に続く歌です。
名前のとおり白露も時雨もひどく漏るもる山だから木々の下葉まで残らず色づいてしまったことだよ、といったところでしょうか。
秋の展覧会に出品した作品です。
制作から3カ月ほど経った今となってはエントロピーが高い(混沌としている)というか、、いろいろと思うところがあります。
色つながりで、
額装のマットの色は特に指定していなかったのですが、さすがにうまい色をあててくれました。仕立ててくださった方々に感謝です。