#107 いづくより駒うちいれん佐保川のさざれにうつる白菊の花
作品サイズ: | 半紙 約33×24 cm |
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仕立て: | 額装 |
どんなうた?
しいか: | いづくより こまうちいれん さほがわの さざれにうつる しらぎくのはな |
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詩歌: | いづくより駒うちいれん佐保川のさざれにうつる白菊の花 |
詠者: | 香川景樹(かがわかげき) |
歌集: | |
制作: | 1843年以前 (没年以前) |
出典: |
どこから馬を入れようか、佐保川の細かな石に映る白菊の花のどこに、といったかんじでしょうか。美しい花が映る川のどこに馬を進めたらよいのかという逡巡が、繊細に描き出された歌です。
よしなしごと
白菊の花を歌った和歌を白菊の花が描かれた料紙に書くという、わかりやすい作品です。ベタな構成ですが、たまには。
話は変わって筆について、
いろいろなお店の筆がたくさん手元にあります。その日の気分や作品の雰囲気に合わせてローテーションして使うのですが、お気に入りのものやすぐにダメになってしまうもの、いうことをきいてくれないものなどさまざまです。
お気に入りの筆を使うとテンションが上がります。一方で思うように動いてくれない筆はというと、、実はこれも使えます。前者は自分の実力以上にいい線が出ますが、後者は筆づかいが甘いときれいな線になりません。したがって筆づかいのチェックに使っています。