水穂の歌 – 大空は

作品

#199 大空は海の色なす深みどりかすかに花のうごきたるらし

作品サイズ:半懐紙サイズ 約37×25 cm
仕立て額装

どんな歌?

しいか:おおぞらは うみのいろなす ふかみどり かすかにはなの うごきたるらし
詩歌:大空は海の色なす深みどりかすかに花のうごきたるらし
詠者:太田水穂
歌集: 雲鳥
制作:1917年
出典:太田水穂全歌集 短歌新聞社 p154

“櫻花頌詠(おうかえいしょう)” のお題で詠んだ歌です。

大空は海の色をした深い緑色、その中でかすかに桜花が動いているようだ、といったところでしょうか。

よしなしごと

コトバンクによると、「頌詠(えいしょう)」とは “ほめる” という意味です。桜の花を海の水に沈めたような表現は、なんだか神秘的です。

タイトルとURLをコピーしました